京都の歴史好きの方にオススメ!京都の織田信長スポットめぐり♪

長い間日本の都でありつづけた京都は歴史の宝庫です。
日本史上においても、ひときわ異彩を放つ人物・織田信長にまつわるスポットも、この京都市内にたくさんあります。

日本史に残る「本能寺の変」

今回、日本史上の事件の中でも最も有名な出来事のひとつ
『本能寺の変』にまつわる織田信長スポットをピックアップしてご紹介します。
織田信長が家臣の明智光秀の謀反によって天下統一の志なかばにして斃れた事件として
あまりにも有名なのが本能寺の変です。
天正10年(1582)年6月2日の出来事でした。

本能寺

(住所:京都市中京区寺町通御池下る下本能寺前町522)
現在、京都市役所の近くに『本能寺』という立派な境内と本堂のお寺が存在するのですが、これは後年になって実際の本能寺があった場所から移転した上で再建されたものです。
まさに『本能寺の変』の事件の現場となった場所・本能寺跡は、現在の本能寺からは少し離れた場所にあります。

本能寺跡

(住所:京都市中京区小川通蛸薬師元本能寺町)
この本能寺跡には現在、石碑が建っているのみであり、
住所になっている「元本能寺町」という地名に名残をとどめるに過ぎず、
風景はまるで様変わりしてしまっていて、当時を忍ぶよすがになるものは何もありませんが、
歴史好きにとっては、この地で織田信長が散ったのだと充分に懐旧の思いに浸ることができるでしょう。
先ほどご紹介したように、再建された現在の本能寺は別の場所にありますが、
歴史ファンはこちらにもお参りすることをお薦めします。
境内には、織田信長や本能寺の変で討死した人々を弔う廟所「信長公廟」があり、
今なおこの廟所に手を合わせに来る人々が絶えません。
また、宝物館には運良く本能寺の変の戦災を逃れた数多くの寺宝が展示してあります。
その中には、織田信長にまつわる茶器などの展示品もありますので、一見の価値ありですね。
この本能寺にある「信長公廟」の他に信長の墓とされるものが京都市内に数箇所あります。

阿弥陀寺

(住所:京都市上京区寺町通今出川上ル鶴山町)
このお寺の当時の住職が信長の首を本能寺の変の現場から
密かに持ち出して弔ったとされるのが由来の織田信長の墓があります。
その時に一緒に討ち死にした信長の嫡男・信忠や家臣たちのお墓もここにあります。

大徳寺総見院

(住所:京都市北区紫野大徳寺町59)
豊臣秀吉が信長の菩提を弔うために建立したのが総見院で、
織田信長の立派な墓石をはじめとする織田一族の墓が並んでいます。
残念ながら常時拝観できませんので、年に何度か開催される
期間限定の特別拝観情報をチェックの上で参拝してください。

建勲神社

(住所:京都市北区紫野北舟岡町49)
お墓ではありませんが、信長がご神祭としてお祀りされている建勲神社があります。
明治天皇の宣下で建立されたという比較的新しい神社ですが、
ここには信長親子とその三十六功臣がお祀りされています。